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教員紹介

関 良明 客員准教授 SEKI Yoshiaki

  • 社会知能情報学専攻
  • 社会情報システム学講座
  • NTTセキュアプラットフォーム研究所
  • seki.yoshiaki(at)lab.ntt.co.jp

研究テーマ

人間の有機的な協調作業をコンピュータを利用して支援するグループウェアの研究は、会議支援システムに始まり、ネットワークを活用した社会的なサービスへと展開しています。グループウェアの中でも特に、知識共有ネットワークにフォーカスして、個人が所有する断片的な知識と情報や、個人をとりまく環境を社会集団内で効率的に伝播していくための仕掛けを、個人情報保護やセキュリティに配慮しながら、携帯機器、RFID、センサデバイスなどを活用して探求していきたいと考えています。

研究キーワード

  • グループウェア(Groupware)
  • 協調作業支援(CSCW: Computer Supported Co-operative Work)
  • 知識共有ネットワーク(Information Sharing Network)

これまでの主な研究

組織内でのノウハウ伝播

専門家が所有する個別的な知識(ノウハウ)を組織内で効率的に共有するには、システムにノウハウを蓄積し、ノウハウへ利用者を誘導する仕組みが有用です。

本研究では、知識を一旦基本要素に細分化した後に系統的に組織化し、専門家から利用者へ逐次伝達する知識伝播モデルを提案します。このモデルに基づき、情報共有システムを開発し、実験によりオフィスにおけるノウハウの蓄積・利用・伝播特性(例えば以下)を明らかにしました。

  • 職位と在籍期間の近いユーザ間の強い伝播
  • 先輩から後輩への伝播

上記モデルを電子図書館・電子美術館へ適用し、ハイパーテキスト応用技術を活用した利用者誘導機能の有効性を確認しました。

RFIDを活用した遠隔操作

ICタグ、電子タグとも呼ばれるRFIDタグの普及に伴い、モノを1つ1つ識別することが可能となってきています。現実世界の1つまたは複数のモノに実際に貼付されたRFIDタグのIDと、それを読み出す時刻および場所とリーダの組合せによって、簡便かつ安全にネット家電などの遠隔操作を行うことができると考えています。

本研究ではタグIDの集合を始点として、リーダIDの集合を経由し、コマンドの集合を終点とする有向グラフを用いたフィジカルハイパーリンクの表現/格納手法を提案しています。

安全な暗号の利用推進

暗号の危殆化問題は、現代社会における暗号インフラの普及度からすれば緊急の課題です。インターネットで広く使われているHTTPSにおける対策としては、サーバもしくはブラウザで危殆化暗号を使用できない設定にすることが考えられます。しかし、危殆化した暗号しか使えないブラウザの存在や、安全性の高い暗号を利用するためにはOSなどのバージョンアップを伴う事情などにより、対策が進んでいません。HTTPSを対象としたサンプル調査によれば、特に古いOSを使用しているユーザが危殆化暗号を使用している傾向が高いことが判明しています。そこで、ユーザに安全な暗号利用を促すために、ユーザ自身がHTTPSで利用する暗号を確認できるサービスを提案しています。

学生の皆さんへ

今の社会生活は、インターネットと仲間なしでは在りえないと思っている人も多いでしょう。
これからもネットワークを使った社会的なサービスはどんどん進展していきます。
このような進展をしっかりとした技術で支えるために、社会活動と協調する技術を構築する方法論を先人の論文などから学びましょう。その上に、皆さんの新しいアイディアを積み重ねてみませんか。研究テーマを探求する過程で企業での研究・開発経験をお伝えしたいと考えています。

以上

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