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教員紹介

入江 英嗣 准教授 IRIE Hidetsugu

  • 情報ネットワークシステム学専攻
  • ネットワークコンピューティング学講座
  • irie(at)is.uec.ac.jp

1.はじめに

研究室では、計算機アーキテクチャを大きなテーマとして、プロセッサおよびシステムの高速化高機能化の研究や、その向上によって可能となる新しいサービスの研究を行っています。

2.計算機アーキテクチャ

計算機システムの急速な発展は、社会のあり方を大きく変化させています。処理速度、記憶容量、ネットワーク速度などの指数的な向上が続き、楽しく便利なサービスが次々に登場しています。進歩の源泉は、半世紀に渡って続いている半導体デバイスの微細化ですが、これを、ユーザが体感できる進歩に結びつけるために、回路からアプリケーションまでの広範な技術階層で不断の努力が続いています。

数十億個のトランジスタから構成されるプロセッサが、ネットワークを介してさらに無数に結合して、ユーザから見えるシステムとなります。このように複雑精緻な計算機システムを効率よく設計・運用・改良するためには、システム全体のグランドデザインを描く、計算機アーキテクチャのセンスが欠かせません。情報化社会の爆発的な進歩の中、この技術は重要性を増してきています。

3.プロセッサアーキテクチャ

情報処理の中核となっているプロセッサでは、過去20年間でトランジスタ数が数百倍にも増加し、大きな性能向上を達成しました。しかしながら、コンピュータシステムに望まれる性能・効率の向上は留まるところを知りません。近年では発熱や電力の制限が支配的となり、マルチコアアーキテクチャやデータ並列アーキテクチャなど、次世代のコンピューティングへの模索が始まっています。また、高性能プロセッサの使われ方も多様となり、従来のデスクトップ・サーバ機器から、携帯機器が主要な用途へとシフトしてきています。消費電力数ワットの世界で、ARを始めとしたリッチなサービスのニーズを満たすことはチャレンジングな課題です。プロセッサアーキテクチャは目の離せない、面白い時期に来ています。

4.面白いサービスの開発、運用

ネットワークを利用したコンピューティングの形態は多様であり、まためまぐるしく新しいサービスが登場しています。玩具のような完成度でも、新しく面白いサービスを実際に動かして負荷の傾向を知ることはとても重要です。このような実機上の運用は、ともすればシミュレータ相手の無味乾燥なものなってしまうアーキテクチャ研究に、刺激と堅実性の双方を与えてくれます。現時点で「新鮮で面白い」ものは数年後のコンピューティングのニーズの主要な候補と言えます。面白いサービスを実際に動かしてみることは決して簡単なことではありませんが、苦労に見合った知見と楽しさが得られるでしょう。

5.おわりに

研究室では理論と実践の両輪を通して、楽しいコンピューティングの未来を先取りします。ワンダーを求める学生の皆さんの参加をお待ちしています。

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