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教員紹介

鈴木 一哉 客員准教授 Suzuki Kazuya

  • 情報システム基盤学専攻
  • 情報システム基礎学講座
  • kazuya.suzuki(at)is.uec.ac.jp

はじめに

私の研究テーマは、状況の変化に強いコンピュータ・ネットワークシステムの実現です。
世界中をつなぐインターネットや、そのインターネット上で様々なサービスを提供するデータセンターは、我々の生活や企業の経済活動などを支える重要なインフラとなっています。そのため、インターネットやデータセンターには、社会やニーズの変化に対する対応する能力が求められています。例えば、人気のサービスが登場した際には、必要となるネットワーク資源(ネットワーク帯域等)や計算機資源(CPU、メモリ等)を迅速に割り当てる必要があります。また、災害時には、緊急通信を他の通信よりも優先しなければなりません。このように状況の変化に対して柔軟に対応可能なシステムを作るうえで重要な技術が、仮想化技術です。例えば、サーバ仮想化技術の進展により、計算資源を必要な時に必要な分だけ提供するデータセンターの利用が拡大しました。一方、ネットワーク仮想化技術については、活発な研究が行われており、発展の途上にあると言っていいでしょう。一般的にネットワークは複数のネットワーク機器(ルータ、スイッチ等)と、それらをつなぐリンクから構成されています。そのようなネットワーク上に、仮想的なネットワークを作る際には、複数のネットワーク機器の統一的な管理・制御が必要です。このようなネットワーク機器の統一的な管理・制御を実現するの技術として、Software-Defined Networking (SDN)技術が注目されています。私は、このSDN技術の活用することで、通信サービスの利用状況の変化に迅速に追随可能なネットワーク仮想化技術の実現を目指します。また、計算資源とネットワーク資源を統一的に管理することにより、様々な状況の変化に応じて適切な資源割当を行うコンピュータ・ネットワークシステムを実現します。

研究内容

経路制御アルゴリズムに関する研究

「データ/パケットを目的地まで届けるため、データ/パケットの通り道(経路)を作る」ことは、ネットワークの基本的な機能です。しかし、どのような経路を作るのかについては、ネットワーク状況や用途に応じて異なります。例えば、VoIP 向けのための遅延が最小となる経路や、重要データのための信頼性の高い経路等です。また、ネットワーク全体での耐障害性向上や輻輳回避のためには、多くの経路が特定のノードやリンクに集中していないかという観点も必要になります。特に、集中型によるネットワーク制御では、ネットワーク全体の状況を見渡した上で、最適な経路を選択することも可能です。このように様々な状況を想定し、それぞれに適した経路制御アルゴリズムの研究を行います。

集中型ネットワーク制御におけるスケーラビリティ向上

SDN 技術においては、コントローラが複数台のスイッチを一括管理・制御します。本研究では、大規模ネットワークを管理・制御する際に課題となるコントローラのスケーラビリティ向上に取り組みます。特に、コントローラのスケールアウトに着目し、大規模ネットワークを複数のコントローラにより管理・制御するための分散処理方式(複数コントローラ間でどのような情報をどのように共有するか)を検討します。また、検討結果に基づいたコントローラの実装を行い、分散方式の有効性を検証します。

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