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教員紹介 本棚紹介

田原 康之 KTAHARA Yasuyuki

社会知能情報学専攻 システム設計基礎学講座
准教授

書棚の概略・研究テーマとの関連

主な研究テーマはソフトウェア工学である。特にシステムの振舞いを網羅的に調べることにより、与えられた性質の成否を検証するモデル検査手法、およびソフトウェアへの要求を抽出・記述・分析・管理する技術分野である要求工学が中心である。ソフトウェア工学では、ソフトウェアに関係する非常に幅広い範囲の知識が必要なため、ソフトウェア工学一般の本はもとより、さまざまな分野の本を集めている。

お薦めの本 - 学部生・一般向け

「要求仕様の探検学―設計に先立つ品質の作り込み」 D.C. ゴーズ, G.M. ワインバーグ (著), 黒田 純一郎 (監訳) , ヤナ川 志津子 (訳), 共立出版, 1993, ISBN: 4-320-02352-8

システムやソフトウェアの開発にあたって、最も重要な工程は、一番最初にシステムやソフトウェアへの要求を決定する段階である。本書は、そのような要求をいかにして引き出すか、という問題への解を多面的に論じている。本書を読めば、満足できるシステム開発の難しさが理解できるように思われる。

お薦めの本 - 修士課程向け

「実践ソフトウェアエンジニアリング-ソフトウェアプロフェッショナルのための基本知識-」 ロジャーS.プレスマン (著), 西 康晴, 榊原 彰, 内藤 裕史(翻訳), 日科技連出版社, 2005, ISBN: 978-4-8171-6148-2

ソフトウェア工学について、ソフトウェア開発全工程を網羅し、開発管理に関する技術も種々取り揃え、ユーザインタフェースやウェブシステムも扱い、さらにアジャイル開発のような先進的な話題も取り入れ、まさに全般的に解説した教科書といえる。

お薦めの本 - 博士課程・共同研究者向け

「Integrating Security and Software Engineering: Advances and Future Vision」 Haralambos Mouratidis and Paolo Giorgini(編集), IGI Global, 2006, ISBN: 1-59904-147-2

近年のシステム・ソフトウェア開発においてもっとも重要な課題の1つであるセキュリティに対して、ソフトウェア工学からのアプローチの最前線として、世界の第一線の研究者による様々な側面からの技術解説が収められている。

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