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教員紹介 本棚紹介

大坐畠 智 OHZAHATA Satoshi

情報ネットワークシステム学専攻 ネットワークアーキテクチャ学講座
准教授

書棚の概略・研究テーマとの関連性

コンピュータネットワークを専門にしています。ネットワークを便利に、かつ、速くしたいので、新しい通信方式、ネットワーク制御方式の考案と、その性能評価をしています。研究に直接必要な知識を得るためには、基本的に論文を読むので、本棚には、論文を理解するために必要な知識を得るためのもの、授業の準備に必要なもの、研究のための実験環境を整えるためのものが中心となります。

お薦めの本~学部生・一般向け

「マスタリングTCP/IP入門編」 竹下 隆史、村山 公保、荒井 透、苅田 幸雄、ISBN-10: 4274068765

インターネットを対象として、コンピュータネットワークの基礎を学ぶことができます。個人的には、第1版が出たときにちょうど専門をコンピュータネットワークに変えた時に、この本にはお世話になりました。今では、第5版まで出ています。

お薦めの本~修士課程向け

「Computer networks (5th edition)」 Andrew S. Tanenbaum、ISBN-10: 0132126958

コンピュータネットワークのことがそれなりに詳しく書かれています。論文を読みこなすには、この程度の内容の理解がある必要があると思います。レイヤごとに説明がされていますが、自分の研究対象以外のレイヤがどのようになっているかも最低限把握しておくことで、システム全体を把握した上での研究を進めることができます。現在、授業では第5版を使っていますが、個人的には第3版からお世話になっています。

「Computer Simulation Techniques -The Definitive Introduction」 Harry Perros

ネットワークの研究では、性能評価の際にコンピュータシミュレーションをよく用います。しかし、正しくコンピュータシミュレーションを行うことはそれなりに難しいです。コンピュータシミュレーションの原理や手法、実験データの分析手法を基礎から学ぶことができます。しかも、著者のページから無料でダウンロードすることができます。

「詳解TCP/IP Vol.1 プロトコル」 W.リチャード・スティーヴンス著、橘 康雄訳、井上 尚司監訳、ISBN-10: 4894713209

現在売られているのは、新装版(ピアソンエデュケーション社)ですが、学生の頃にソフトバンクの方でお世話になりました。今となっては、少し古いですが、TCPの仕組みをしっかりと理解するにはよい本です。

お薦めの本~博士課程・共同研究者向け

情報通信の技術の進歩は速いので、本になる頃には、ちょっと古い技術になってしまいます(論文になった時点で誰かが行った研究なので、その時点で古いと言ってしまえばそれまでですが)。トップカンファレンスの最新の論文とかが良さそうです。
研究を新しく立ち上げるときには、そのときどきに(違う分野の)ネタ本があったりしますが、現在は探しているところです?!自分とは違う分野のことを理解することで、自分の分野の問題が解決できることがあるかもしれません。

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