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教員紹介 本棚紹介

橋山 智訓 HASHIYAMA Tomonori

情報メディアシステム学専攻 情報メディア学講座
准教授

書棚の概略・研究テーマとの関連

私が研究テーマとして扱っているのは、人間の知的活動のモデル化および支援システムの構築です。人間が関わる限り、そこには本質的に曖昧さ・不確実さが含まれます。その曖昧さに積極的に取り組み、最適解を追求するというよりは、現実的に利用しやすい形の準最適解を、実世界の中で示していくアプローチをとっています。
ここで紹介した本は、読み続けるのに苦労するものも多いのですが、研究室の学生や指導教員を巻き込んだ輪読会などを設定すると案外続けられるものです。特に教員は学生からの提案には喜んで協力すると思います。

お薦めの本~学部生・一般向け

「サイバネティックス-第2版」 ノーバート・ウィーナー、岩波書店、ISBN: 978-4000053907

「心の社会」 マーヴィン・ミンスキー、産業図書、ISBN: 978-4782800546

研究を始める前に、その基礎を確認して欲しいと思います。いわゆる教科書として使われるような本を改めて読んでみると、授業だけでは見つけられなかった研究の基礎が発見できると思います。

お薦めの本~修士課程向け

「誰のためのデザイン」 ドナルド・ノーマン、新曜社、ISBN: 978-4788503625

「人はなぜコンピューターを人間として扱うか」 バイロン・リーブス、クリフォード・ナス、翔泳社、ISBN: 978-4881358603

「スモールワールド」 ダンカン・ワッツ、東京電機大学出版局、ISBN: 978-4501540708

本格的に研究に取り組む大学院生としては、その分野での先駆者と呼ばれる人たちの著書を読むと良いと思います。まだ、カリキュラムとして体系的に整えられていないものでも、新しい分野を切り開いていった本人の言葉は説得力が違います。

お薦めの本~博士課程・共同研究者向け

「経済は感情で動く」 マッテオ・モッテルリーニ、紀伊国屋書店、ISBN: 978-4314010474

「20歳のときに知っておきたかったこと」 ティナ・シーリグ、阪急コミュニケーションズ、ISBN: 978-4484101019

最近は、分野外の人向けの啓蒙書が多く出版されています。自身の研究とは直接的には関係しないと思われる分野の本を読むと、新たな視点が見いだせるかもしれません。また、議論の進め方などの本も参考になると思います。

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